TOP

#002『職人のコレクション』

2016-03-11

クレアアンティークスの立ち上げが2011年1月1日、店舗オープンが同年4月2日になります。
初めての買付けを1月に行い、イギリスを発ったコンテナ船が3月10日前後の予定で到着するはずでした。
思い起こせば長くも短くも感じる5年間でしたが、おかげさまで6年目に突入いたしました。
本当にありがとうございます!

そこで、急に...というわけではありませんが、工房ブログを始めることにしました。

『時間と海を遥々越えてやって来たモノたちが、どんな風にメンテナンスされているのか』や『買付けの裏話』、時には『職人達の愚痴(?)』なども交えつつ、見たモノや感じたことを気軽に書いて行こうと思います。

先ず、最初のタイトルは『職人のコレクション』

blog160311a_01.jpgblog160311a_02.jpg
blog160311a_03.jpg
blog160311a_04.jpg
blog160311a_05.jpg

これらは、15年ほど使い続けている道具たち。
先輩職人さんから頂いたり、祖父が遺してくれた道具、もちろん自分達で買ったり、現場作業に持って行くのを忘れて急遽近くの金物屋さんに走ったり。
写真はもちろんほんの一部ですが、様々な理由で道具の数が増え今に至ります。

ただ、そんな道具たちはコレクションではなく、あくまでも道具です。

blog160311a_06.jpg

コレクションはこちら。
こちらも一部ですが、全てアンティーク家具の隙間に挟まっていたもの達。

通常メンテナンスに於いて、殆どの家具を一度ばらばらにして組直しをします。
その際、特にソファとデスクの奥からは何か出てきます。
圧倒的に多いのがコイン、その次がボタン。
写真にあるように、ビール瓶の王冠や画鋲、何に使われていたのか分からない物たち。
あとは、写真や手紙、変わったものではレントゲン写真や猟銃の所有許可書などもありました。
鉛筆やペン、定規などの文房具も多く、それらは使わせてもらっています。

仕事柄、ビス一本も捨てられませんので、つい何でも集めてしまいます。
 

カテゴリ

月別記事一覧