お庭を臨む明るいリビングに、19世紀ビクトリア時代に制作されたソファやアームチェアをお納めいたしました。 いずれも張替え前の本体メンテナンスの過程で判りましたが、中の土手(当時のクッション材)は交換されず表面の生地のみ数回交換されており、経年によるその状態から中身も全て入れ替えいたしました。 ボタンで絞られた背もたれは照明の当たり方で立体感が増し、規則的に並ぶ凹凸が視覚的にも愉しませてくれます。 今回は材料の手配や特殊な張り方を含め、約4カ月という長い時間を頂戴いたしましたが、無事にお納め出来、またお気に召していただけ一同安堵しております。 これからも大切にお使いいただきます。