再鍍金してみました

2019-01-06

新年最初の営業日☆
かど掃き&トイレ掃除を終え、職人一同「何から手をつけようか?」ということで、昨年やり残したメンテナンスからスタートしました。

銅に銀メッキが施された小さなトレイですが、下の写真の通りメッキが剥がれて下地の銅が見えています。
買い付けた時には既にこの状態で、これはこれで趣があるのですが、昨年行っていた実験の成果を実践することにしました。
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先ずは表面に付く酸化膜を落とし、油分を綺麗に取ってから純銀を含む特殊な溶剤を塗布します。
色々試した結果、塗り方とその道具、時間や温度帯など条件によって反応が異なりました。
真鍮やブロンズなどいずれも銅を含む合金ですが、その含有率の違いが作用しているようです。

下の写真は幾度か作業を行ったものですが、ほんのり銀に覆われ銅色が若干薄くなりました。
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その後、同じ作業を繰り返すと徐々に銀色に変わってきます。
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実際に目で見て、周りと同じぐらいの光沢が出たらほぼ完了です。
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仕上がりはこちらをご覧ください。

実はこの銀鍍金溶剤は、数年前の買い付けの際に出会いました。
イギリスの工房やアンティーク屋さんではよく使われている材料でしたが、半信半疑で実際に購入して使用したのが今から1年前になります。
再鍍金したところが直ぐに剥がれたり酸化のスピードが速かったりすると意味がないので、他のモノを使いこの一年様子を見ていましたが今も綺麗な状態です。
もちろん洗剤などで水洗いしたりアルコールで拭いても、塗料ではないため剥がれることはありません。
今後のメンテナンス材料として採用しようと思います。

ご挨拶が後になりましたが、あけましておめでとうございます。
一つひとつ、本当に少しずつですがより多くのご依頼にお応えできるよう今年も日々実験、そして実践してまいります。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
CrairAntiques
職人一同拝
 

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